2007年4月8日日曜日

タミフル副作用 迅速な対応で不安ぬぐえ

インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用し今年三月二十日までの六年間で副作用が疑われる報告のあった約千八十人のうち、高所から転落するなど何らかの異常行動をとった患者がうち死者は人だったことが厚生労働省のまとめで分かった。厚労省がこれまで公表してきたのは氷山の一角であり、異常行動件数のあまりの多さに驚く。
インフルエンザのピークは過ぎつつあるとはこのまま服用を続けてよいのか、不安は募るばかりだ。うち十代が五十七人、十歳未満はいた。
十歳未満は「服用後の転落や飛び降りはない」とされてきたが、そうではなく、近くに大人がいなければ重大事故につながるところだった。十代も間一髪のケースが目立つ。
処方は十歳未満はインフルエンザの死亡リスクが高いため処方を認めた。現状追認にすぎない。専門家の中には「投与時間と副作用発症の関係などを洗い出すべき」「事例をさらに分析する必要がある」の意見があったというが、いうと、精査が足りなかったと自ら言っているようなものだ。
資料を事前に渡し、十分検討してもらうことが重要だ。異常行動をめぐってはインフルエンザ脳症が原因だとの主張も根強いため、厚労省研究班が今秋をめどに進めている約一万人規模の疫学調査の結果も合わせ、因果関係を判断することになる。
大学教授に、タミフル販売元の中外製薬から寄付金が振り込まれていたことが分かった。タミフル問題の解決が後手に回っている印象がぬぐえないのは、これと関係がのか。
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